「中世の地域権力と西国社会」 |
著者 川
岡勉 愛媛大学教育大学教授・博士(文学) 発行者 前田博雄 発行所 清文堂出版株式会社 〒542-0082 大阪市中央区島之内2-8-5 電話:06-6211-6265 FAX:06-6211-6492 目次 序 中世の西国社会と伊予 一 「西国を見る視点」 二 中世の西国社会の特質 三 中世伊予の歴史的位置 第一部 領主制の成立と展開 第一章 中世伊予の開発領主と国衙 はじめに 一 越智氏と伊予国衙 二 開発私領の形成 三 中世伊予の在庁官人層 四 中世伊予国衙の構造 おわりに 第二章 武家権門の成立と西国領主 はじめに 一 平氏政権と西国在庁 二 郡地頭制の展開 三 守護支配と御家人制 おわりに 第三章 南北朝期の在地領主・氏寺と地域社会 はじめに 一 観念寺の創建と再興 二 観念寺の構造 三 氏寺・構造と守護権力 おわりに 第二部 地域区分と支配秩序 第四章 中世の道前・道後と地域支配 はじめに 一 道前・道後の分布 二 伊予における道前・道後の地域区分 三 中世後期の道前と道後 おわりに 第五章 中世の伊予府中と在地勢力 はじめに 一 伊予国府と在庁官人 二 伊予国衙と寺社勢力 三 伊予府中の広がりと空間構造 おわりに 第六章 河野氏の府中支配と海賊衆 はじめに 一 南北朝期の戦乱と伊予府中 二 河野氏の府中支配 三 海賊衆村上氏と伊予府中 おわりに 第七章 中世後期における分郡知行制の展開 はじめに 一 伊予国における分郡知行制 二 西園寺氏の宇和郡知行 三 分郡知行制の歴史的性格 おわりに 第三部 室町幕府−−守護体制と地域権力 第八章 中世伊予の山方領主と河野氏権力 はじめに 一 山方領主の道後平野進出と細川氏 二 寛正伊予の乱と山方勢力 三 平岡氏の台頭と河野氏権力 おわりに 第九章 天文期の西瀬戸地域と河野氏権力 はじめに 一 室町幕府−−守護体制の変質と西国大名 二 大内包囲網の形成と西瀬戸地域 三 天文伊予の乱と河野氏権力 四 戦乱の収束と能島村上氏の内紛 おわりに 第十章 戦国・織豊期の東伊予と河野氏権力 はじめに 一 東伊予二郡返還の意味 二 「村上牛松無興」の意味 三 東伊予への長宗我部氏の進出 おわりに あとがき 索引 価格 8400円(本体)+消費税 |
「戦国期の権力と婚姻」 |
著者 西尾和美 松山東雲大学人文学部教授 発行者 前田博雄 発行所 清文堂出版株式会社 〒542-0082 大阪市中央区島之内2-8-5 電話:06-6211-6265 FAX:06-6211-6492 目次 序章 一 本書の視座 二 本書の構成 第一部 戦国末期における芸予関係の展開と婚姻 第一章 厳島合戦前後における芸予の婚姻と小早川隆景 はじめに 一 厳島合戦前後における芸予の婚姻 二 宍戸隆家嫡女の婚姻 三 河野通直の時代における小早川隆景の立場 おわりに 第二章 戦国末期における河野氏権力と来島通康 はじめに 一 河野通宣代替りと父子「鉾楯」 二 国人の反乱と平岡房実 三 来島通康の位置づけの変化 おわりに 第三章 戦国末期における芸予関係の展開と婚姻 はじめに 一 河野左京太夫通宣の時代と来島通康 二 来島通康の死亡と河野牛福母子の登場 三 河野牛福代替りと芸予両権力 おわりに 補 論 中世伊予河野氏の婚姻関係と権力の変遷 はじめに 一 家譜類に見える河野氏の婚姻関係 二 河野氏の婚姻関係の変遷と権力の画期 おわりに 第二部 戦国末期における芸予関係の展開と家臣団 第四章 戦国末期における道後湯築城と芸州使者の往来 はじめに 第一章 河野通直の婚姻と来島通総の離反 第二章 芸州家臣の道後湯築城逗留 第三章 使者の往来 おわりに 第五章 戦国末期における芸予関係と河野氏大方の権力 はじめに 第一章 宍戸隆家嫡女の生涯−−その概観−− 第二章 宍戸隆家嫡女の呼称と史料 第三章 河野通直の時代と宍戸隆家嫡女 おわりに 第三部 織豊政権と芸予諸勢力 第六章 織田政権の西国侵攻と瀬戸内海賊衆 はじめに 第一章 来島通昌離反と能島村上氏 第二章 村上(来島)右衛門太夫の織田政権への接近 第三章 牛松の立場 おわりに 第七章 小早川隆景の伊予支配と河野氏 −−「したし」書状の年代比定をめぐって−− はじめに 第一章 「仕出」呼称の由来 第二章 「したし」書状の年代比定をめぐって 第三章 天正十五年前半期における宣教師の道後滞在 おわりに 第八章 河野通直の死と豊臣政権 はじめに 第一章 河野通直の死をめぐる「予陽河野家譜」の諸矛盾 第二章 河野通直の伊予出国と死亡 第三章 河野通直の死と豊臣政権 おわりに 終 章 戦国末期における芸予の婚姻と地域 諸勢力 はじめに 第一章 芸予の婚姻を支える地域諸勢力 第二章 海を渡る婚姻と海の神社 第三章 河野氏の娘たちの婚姻 おわりに あとがき 価格 7600円(本体)+消費税 |
「伊予河野氏と中世瀬戸内世界」 −戦国時代の西国守護− |
著者 川
岡 勉 愛媛大学教育学部教授 文学博士 西尾和美 松山東雲大学人文学部教授 発行者 牧野隆史 発行所 愛媛新聞社 〒790-8511 松山市大手町一丁目12番地1 編集 愛媛新聞メディアセンター 電話:(出版)089-935-2346/(販売)089-935-2345 目次 はじめに 第一章 室町幕府と守護体制の変質と河野氏 第二章 応仁の乱と河野氏 第三章 守護と支配の強化と国人領主僧 第四章 西瀬戸地域の軍事的緊張と伊予 第五章 左京太夫通宣と来島通康 第六章 河野通直の時代と芸州との一体化 第七章 統一政権と河野氏の滅亡 資料 あとがき 価格 1800円(本体)+消費税 著者は、歴史を土地所有や農業を基軸の捉えるのでなく、戦国期社会の持つ多様性や流動性を多くのモノサシを用いて総合的に把握する戦国期研究の新たな研 究の方向を示すべく、瀬戸内世界という広がりの中で河野氏の動きが外部の動きと密接に結びついて展開する状況を解き明かす。 |
「湯築城と伊予の中世」 |
本書は 一昨年の1月から10月まで10回に渡る歴史講座を、道後湯
築城跡を守る県民の会が主催しましたが、その内容を更に最新の研究成果を踏まえて纏めたものです。 「道後湯築城跡を守る県民の会」の遺跡保存運動は、学問研究と市民運動が理想的な形で結びつき、城跡の保存、国史跡の指定等々大きな成果を収めました。 それは同時に城跡より蘇る研究成果を市民と共有する試みでもありました。この本はその成果を研究・運動の両面より繙いていす。 目次 「道後」あれこれ − まえがきにかえて 島津 豊幸 T部 一 鎌倉時代の河野氏と伊予 久葉 裕司 二 室町時代の河野氏と伊予 川岡 勉 三 戦国時代の河野氏と伊予 川岡 勉 四 伊予の中世城郭 日和佐 宣正 五 湯築城の立地と松山平野 土居 敬之介 六 伊予の中世遺跡と湯築城跡 中野 良 七 出土遺物から見た湯築城跡 柴田 圭子 八 湯築開城と統一政権 西尾 和美 U部 湯築城を巡る調査研究の歩み 川岡 勉 湯築城跡に関わる研究の軌跡 道後湯築城跡を守る市民運動の展開 古谷 直康 あとがき 川岡 勉 編 者 川岡 勉・島津 豊幸 発行者 大早 友章 発行所 創風社出版 〒791-8068 松山市みどりヶ丘9−8 TEL:089-953-3153 FAX:089-953-3103 価 格 1800円(本体)+ 90円(消費税) |