新世紀第一回総会開催  −−三月三十一日午後一時から−−

  この二月から三月の半ばにかけて四回の運営委員会が開かれ、新世紀第一年である本年度の総会について、慎重な審議を重ねた。というのは、二月三日に開かれた湯築城跡遺跡現地説明会で示された整備過程に関して、どのように評価しその結果を今後の運動方針に反映させて行くかに議論が集中したからである。その議論の結果をまとめると次のようになる。
@「守る会」としては、遺跡保存ということでは一定の成果を得たのではないか。つまり、県土木部都市整備課の意向として、現在の復元整備が完成し次第、国の史跡指定獲得の作業を推進することを明言しており、その点から「守る会」の役割の半分は終わったと言えるのである。
A来年四月に「道後湯築城史跡公園(仮称)」として開園された後、その運営はどうなるのか。
  この点の関して、本会の存続か解散かの議論が展開され、結論的には、県都市公園課の意向如何に関わらず、存続することに決定。ただし、「守る会」と言う名称は変更する。新名称についてはいくつか候補は挙がったが、今回の総会での発案に任せることにして、新名称の提案は行わない。
そうして、今後の事業の中心課題をボランティアガイドの養成に置き、これを具体的に展開し、その結果を踏まえて、NPO法人としての独立事業体を目指す。つまり、県都市公園課によって推進された一部復元事業に対応して、いわばその運営面としての受け皿作りを担っていこうというのである。この点については、県教育委員会との関係もあり、本会の実力の強化が要請されているのである。
  そのような意味で、今総会は本会始まって以来の画期的なものとして、全会員の参加が望まれるだけでなく、その総意の結実が望まれるのである。
 

立ち上げる侍(さむらい)屋敷春隣り
 
復元の水路流れて  温みけり
 
                           ふゆひと
 

2001年度 道後湯築城跡を守る県民の会 総会・記念講演会要綱

会場 松山市民会館第三会議室(松山市堀之内    TEL:089−931−8181)
日時 3月31日(土)13時  開会
記念講演 藤田達生氏(三重大学助教授)
        「藤堂高虎と伊予―大坂包囲網との関係から―」
資料代 500円
総会    15時〜
  活動報告・会計報告・監査報告・運動方針
    役員選出
懇親会 18時半 同会場において    (参加費3000円)
 


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